いつまでも続く胃腸の不快感、辛いですよね。
元気を出すにも、食欲もなければ美味しく食べることもできない、そんな状況では気分も沈んでしまします。
強い症状は落ち着いたけれど、なんとなく残る胃腸の不快感や食欲不振、下痢症状が落ち着かないなど、不安になっている方も多いのでは?
いつになったらハツラツと過ごせるようになるんだろう・・・
そんな風に気を落としているあなたに、胃腸炎の回復が遅い時の早く治すためのポイントをお伝えします。
食事に気をつける
胃腸炎でダメージを受けた腸粘膜は消化機能が低下しています。
もし回復が遅いと感じられるなら消化の良いものを心がけ胃腸の負担を減らすことが大切です。
炭水化物
おかゆや柔らかい白米やくたくたに煮たうどんが消化に良いのでオススメです。
下痢や胃痛がひどい時にはまずおかゆだけにして様子をみるのもよいでしょう。
玄米やそばなどは消化に悪いので避けましょう。
うどんと同じ麺類でもラーメンは、食欲のない時に食べがちなメニューですが、高脂質のスープを一緒に摂取してしまうのでよくありません。
意外にじゃがいもも炭水化物としておすすめの1つです。ストレスにも良いとされているのでストレス性の胃腸炎にも良いですね。
スープなどにして口当たりよくして摂取しましょう。
じゃがいもはサツマイモに比べ少なめではありますが食物繊維を含んでいます。ひどい下痢のときは避けましょう。
タンパク質
タンパク質は胃腸の回復に必要です。
初期症状が治まってきたら少しづづ摂取しましょう。胃腸に負担の少ないタンパク質は「卵」や「豆腐」です。
脂ののった肉はさけ脂肪分の少ないものをとりましょう。
ビタミン・ミネラル
体の調子を整えるのに必要な栄養素です。消化の良い野菜や果物を摂りましょう。
人参やキャベツのスープは体も温まりますよ。果物はりんごやバナナがおすすめ。
柑橘系などはかえって胃腸を刺激するので避けましょう。
[adsense]
胃腸に負担になる食事とは?
食物繊維や脂が多い食べ物は消化に時間がかかります。すると胃腸の消化機能が追いつかず消化不良となってしまいます。
また、胃腸が弱っているときは刺激に対して過敏になっています。
刺激物は避けましょう。
脂ののった肉や魚
“そろそろ肉や魚も食べられそうだ”
そう感じたら、まずは脂身の少ないものから摂りましょう。鶏肉でしたらもも肉よりササミです。
細かく調理して消化しやすくしましょう。
すり身にするとなお良いですね。
生もの
お刺身などは油を使った調理はせず、さっぱり食べられるので食欲のない時に思わず食べたくなりますね。
しかし、生ものは消化に悪いだけでなく、加熱による殺菌効果が得られないため、弱った胃腸がさらに細菌に犯されてしまう可能性があるので避けましょう。
冷たいもの
冷たいものは知覚過敏の胃腸にはストレートにダメージを与えます。
冷たい炭酸を一気飲み・・・
これでは治るものも治りません。
刺激物(香辛料・アルコール・カフェイン)
知覚過敏、機能低下、そんな弱ったところに刺激を与えては悪化するのは目に見えますね。
紅茶はコーヒーと違い、体を温め腸の収れん効果がありますが、飲みすぎは負担になるので気をつけましょう。
殺菌効果の強いはちみつを入れてもダブル効果ですよ。
腹八分
また、胃腸の負担を減らすために摂取する量も大切です。
消化の良いものでも食べ過ぎては消化機能が追いつかず消化不良を起こしてしまいます。
- 少量ずつ、上手に摂取していきましょう。・
- 下痢症状が激しいときは無理に食事をしない
(おかゆなど中心に水分を撮る) - 消化の良い柔らかいものを食べ
- 高脂質なものは避ける
- 冷たいものや生ものは避ける
- 刺激物(香辛料・アルコール・カフェイン)は避ける
- 食べ過ぎ飲みすぎ危険!摂取する量に注意する
[adsense]
食べ物に気を付ける以外にできること
胃腸炎を早く治すためにはもちろん、食べ物に気を付ける以外に方法はたくさんあります。
次にそれらを紹介致します。
適度な運動
動くと響くような痛みがなくなったら、適度な運動を意識しましょう。
適度な運動は体の新陳代謝を促し、胃腸の働きも活発にします。
適度な運動はストレス解消にも効果があるので根本的な改善にもつながるでしょう。
食後の運動は胃腸へ負担がかかりますので控えましょう。
体をあたためる
体を温めることにより心身の緊張をゆるめ胃腸の働きが改善されることがあります。
痛みがある場合はホッカイロなどで温めると痛みが軽く感じられることも。冷えは万病の元ですから温める工夫をしましょう。
熱い飲み物は、一時的に温まりますが、発汗により体が冷えてしまう可能性があるのでぬるいくらいがよいでしょう。
睡眠
体を回復させるために睡眠は重要です。
自分の自然治癒力を高めるためにも、また、新陳代謝を活発にするためにも睡眠はしっかりとりましょう。
睡眠はストレス解消に効果がありますが、睡眠不足はストレスの原因ともまります。ストレスと胃腸の調子は深いつながりがあります。
睡眠は胃腸炎の回復に大きく影響すると言えるでしょう。
薬の服用を見直す
下痢がつらいからといって下痢止めを飲んではいませんか?
病原体が体に入ったことで起こった胃腸炎は、その病原体を体の外に出そうとします。
それを止める薬を飲めば回復は遅くなります。服用するなら調整剤がよいでしょう。
しかし、勝手な自己判断や服用は回復を遅らせる心配がありますので専門の医師を受診したほうが安心ですね。
生活習慣を見直そう!
胃腸の不調はなかなかスッキリと治らないものですね。
“回復が遅いな”と思ったときは、是非参考にしてみてください。
普段の生活習慣を見直して、元気な胃腸を取り戻してくださいね。