胃がキリキリ痛む。

これといって食べたいものはないのにお腹はすいてしまう・・・。

そんな時、あなたは何を食べますか?

“これ以上痛くなるのはイヤ!”
“体に優しいものを食べたい”
そうは言っても、食欲もなく体調も優れない胃腸炎の状態では食事を作るのも億劫ですよね。

そんなときは、手軽にささっとコンビニで済ましてしまいましょう。

“コンビニで体に優しいものなんてないでしょ”

そう思っている方も多いのでは?
そんなことはありません。

胃腸炎でも安心して食べられるコンビニ食材をご紹介します。

エネルギーの源となる炭水化物

炭水化物は、内蔵や筋肉、血液を作るのに必要なだけでなく、分解されてできるブドウ糖は脳や中枢神経のエネルギー源でもあります。

レトルトのおかゆ

温めるだけで簡単。
湯煎してもレンジでチンしてもすぐに食べられるので手軽です。

下痢がひどい時おかゆ重湯(おもゆ)で乗り切りましょう。

重湯にする場合はレトルトのおかゆを鍋に入れ、水を加えて煮込んで上澄みをいただけば即席重湯の完成です。

食パン・蒸しパン

食パンは耳の部分を避け、中の柔らかいところを食べましょう。
蒸しパンも柔らかいので食べやすいですね。

クロワッサンや惣菜パンは脂分が多いので不向きです。レーズンなどの入ったものも胃の負担になるので避けましょう。

ゆでうどん

うどんはくたくたに煮て食べます。

冷凍うどんもありますが柔らかく煮るのには冷蔵のゆでうどんが早くて楽です。

インスタントのものは塩分や保存料など刺激が強いので避けましょう。

そうめん

そうめんも、うどんと同様くたくたに煮てにゅうめんにします。細いので口当たりがよく食欲がないときにはおすすめです。

乾麺は塩分が強いので、一度お湯を切ってから煮込んだほうがよいでしょう。

じゃがいも

最近はじゃがいももコンビニに売っていますね。

じゃがいもには、カリウムやペクチン、ビタミンCなどが含まれ、ストレスの緩和に効果があります。
ストレスからくる胃の膨満感やムカムカにはもってこいの食材なのです。

胃の回復を助けるタンパク質

タンパク質は胃の粘膜の回復に役立ちます。

しかし、胃痛や下痢が激しい時は、悪化させてしまう可能性があるので重湯やお粥で乗り切りましょう。

は良質なタンパク質として知られています。

生卵は胃の負担になるので避けましょう。しかし、固くゆでたゆで卵や卵焼きは胃にずっしりきてしまいます。

半熟に茹でたり、溶いてスープに入れてもふわふわとした食感で食べやすいでしょう。

おかゆに溶いて入れればたまごがゆもできますよ。

豆腐・卵豆腐

豆腐は冷たいままでなく湯豆腐など、温めて食べましょう。
しかし熱すぎも禁物です。

炎症のある胃が悲鳴をあげてしまわないよう温度には注意しましょう。

豆腐はスープにするのがおすすめです。和風のおつゆやみそ汁、中華だしにも相性ぴったりです。

くれぐれも塩分過多の濃い味付けにならないよう気をつけましょう。

はんぺん・ちくわ

はんぺんちくわなどの白身魚のすりみは消化に良く、スープの具材にするとだしが出るので食べやすくなります。

ぶよぶよとしてしまいますがしっかり煮込んで柔らかくして食べます。

練り物は煮込むと膨らむので、あらかじめ大きめの鍋で調理してくださいね。

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体のバランスを整える野菜類・果物

体に不調が起きたときこそ、栄養もしっかり摂って元気を出したいですよね。

大根

消化酵素ともなるアミラーゼが豊富です。タンパク質の消化を助けたり、胃酸過多を抑えます。

整腸作用もあるため、下痢や便秘にも良く、胃腸炎におすすめしたい食材です。

慢性的な胃腸炎の人も積極的にとりたい野菜類の一つです。排泄されやすいビタミンCが多いのも嬉しいポイント。

調理されていない大根を煮込んでもいいですが、コンビニおでんの大根ならすぐ食べられるので楽チンですね。

リンゴ・バナナ

フルーツはビタミンが豊富です。

ビタミンはエネルギー源や体をつくる働きはありませんが、健康を維持するため栄養素の働きをよくするのに必要なものです。

リンゴはビタミンCやミネラルが含まれています。その含有率は多い方ではないのですが、ビタミンCを増やす働きがあったり、またバランスがよいのが特徴です。

すりおろすと更に消化が良くなります。

バナナはビタミンB類が豊富です。

栄養素のバランスが良く、タンパク質やミネラルも摂取できます。ポリフェノールやセロトニンも含まれていて、ストレスの緩和冷え性にもいいですよ。

フルーツは冷やして食べがちですが、常温で食べましょう。また、りんごやバナナは熱を通しても美味しいです。

皮付きのままオーブンで焼くことができます。

本来はバターやシナモンを加えますが、少量の砂糖でも美味しいです。体調により味付けを調整してみましょう。

胃が痛くて少量づつしか食べられないときにはおやつで栄養補給をしましょう。焼きリンゴや焼きバナナならおやつの時間も楽しめますね。

ビタミンを効率よく摂取できるフルーツですが、キウイ柑橘系は消化が悪いので避けましょう。

おすすめ食材は・・・

  • レトルトおかゆ
  • 食パン・蒸しパン
  • ゆでうどん
  • そうめん
  • じゃがいも
  • 豆腐・卵豆腐
  • はんぺん・ちくわ
  • 大根
  • リンゴ・バナナ

 

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こんなものは避けるべし!

コンビニには食べ物の誘惑がいっぱいですよね。

今、多くのコンビニで取り入れているドリップのコーヒー。

豆の香りは慈悲をさそいコーヒー好きなら思わずそそられてしまいます。

しかし、カフェイン香辛料塩分の高いものはNGです。これらは胃を荒らしてしまいますので回復するまでは我慢です。

香辛料は体を温める効果はありますが胃腸が炎症がお越している場合はそれ以前に胃腸への刺激が問題となります。出来合いのお惣菜なども脂分や塩分が高めにできていますので注意が必要ですね。

避けるべきものは・・・

  • カフェイン
  • 香辛料
  • 塩分の高いもの
  • 脂分が多いもの

 

いかがでしたか?

胃腸炎は普段より体力を消耗して辛いものです。コンビニの食材を使った回復を助ける簡単メニューで、賢く腹ごしらえしっかり休養

元気な体への近道を辿りましょう!