便秘の腹痛が苦しい！眠れない時の対処法とは？

眠れないほどの便秘の腹痛にお悩みですか？

「便秘はストレスや生活習慣に大きく関係している・・・」そう、だからこそ早く眠りたい！

わかっているのに眠れない・・・それはとても困ったものです。実は、便秘と言ってもその原因は大きな病気の症状の可能性もあるってご存知ですか？

便秘だからといって侮るなかれ！あなたの便秘はどのタイプ？それぞれの特徴と睡眠前でもすぐできる対処法についてお伝えしたいと思います。

一刻も早くスッキリして便秘に負けず快適な睡眠時間を確保しましょう。

お腹が張って苦しい便秘

お腹がパンパンに張って違和感を感じたりきゅうきゅうと圧迫されるような痛みが起きる場合、ガスや便が溜まっている可能性があります。

横になって寝返りをうつだけでもお腹がキリキリと痛むこともあります。

便が腸に滞っていると腐敗してガスが発生します。そのガスのせいで腸が膨張して周りの臓器を圧迫するのです。圧迫された臓器は働きが悪くなって痛みが起こってしまいます。さらにガスや便が滞るとパンパンになった腸に食べ物が進まず、吐き気をもよおす事もあるのです。

便秘の痛みの対処法

このタイプの便秘には、痛みの根源である憎きガスと便をしっかり出すことが必要です。
体操やサッサージ、ツボ押しなどを試してみましょう。

｟マッサージで腸を刺激｠
1お腹の上に両手を置く
2.おへその周りを円を描くようにやさしくマッサージする

｟便秘解消の腹筋｠
1.あおむけに寝て両腕を胸の前でクロスし肩を抱える
2.膝が90度になるように胸に近づける形に足を上げる
3.足と同時に頭を膝に近づけ体を丸める
1〜3を10セット繰り返す

｟ガス抜き体操｠
1.うつぶせになり腕は顔の下に置く
2.水泳のバタ足のように膝を曲げずに足の付け根から左右交互、上下に動かす
1〜2を10回から30回程度

｟便秘解消のツボ「合谷（ごうこく）」｠
手の親指と人差し指の骨が交わるところの内側が「合谷」
反対の親指と人差し指で挟んでもむ

どれも簡単に出来るものですね！苦しいな、痛いなと思ったときにすぐにできるので試してみてください。マッサージやツボは楽チンなのに気持ちがいいですよ。

ツボやマッサージならトイレでの中でも気軽にできちゃいますね。腸の働きを促して便秘の腹痛と早くおさらばしてしまいましょう。ぐっすり眠って自律神経を整えることも便秘解消には大切ですよ。

激しい痛みを伴う便秘

ズキズキ、またはキリキリと激しい痛みが伴う場合、ねじれ腸やガンの可能性が考えられます。

冷汗が出るような我慢できない痛みや嘔吐、血便はありませんか？

腸が捻じれてふさがってしまう腸捻転（ちょうねんてん）を起こした時は、ホームケアでは対処できません。時間とともに顔色は悪くなり腸は血流障害を起こして危険な状況に陥ってしまいます。すぐに救急を受診しましょう。

ガンである場合も腫瘍が便の通り道を狭くして便秘を起こします。

専門の医師による対処が必要ですのでしっかり病院で検査をすることが大切です。

腸がふさがる事がなくとも、腸がねじれていれば便秘は起こりやすくなります。慢性的な便秘で悩む人がねじれ腸であることは珍しくありません。捻じれた部分に便が溜まりやすく便秘を引き起こす・・・想像がつきますね。

しかし、腸のねじれはそれだけにとどまらず、慢性的な便秘が原因で大腸が伸び、さらに捻じれやすくなるという悪循環が起こります。

ねじれ腸の対処法

ねじれ腸は運動やマッサージで改善することがあります。残念ながらねじれた腸を自分でもとに戻すことはできませんが、腸をほぐして滞ってしまった便を移動させるようにマッサージをすることは効果的です。

緊急を要する症状でなければまずはマッサージをして様子をみてみましょう。

1.立った姿勢で軽く足を開き、両手を地面と水平に真横に上げる
2.お腹を揺らすイメージで約1分ほど腰を左右にねじって腸をほぐす
3.仰向けになり両膝をたてる
4.左の肋骨（ろっこつ）の下から腰骨の内側に向かって両手で押し、1分ほど繰り返す
5.おへその下に両手を置き指を恥骨に向かって下方向へ1分ほど押す
6.反対に恥骨からおへそにむかって上方向へ持ち上げ、1分ほど繰り返す

腸をしっかり揺らすことがポイントです。便が溜まっていることろは張っているのが触って感じられるでしょう。便を肛門に向かって導くようにしっかり刺激をしながらマッサージしてみましょう。