“腹痛”それは誰もが経験したことのある症状ではないでしょうか?

一般的な症状でありながら日常生活に支障がでるような痛みも少なくありません。

早くその原因の病気診断して治療したいですよね。しかし、医師はよくある腹痛からどのようにして様々な病気を診断しているのでしょうか

問診で何から説明したらよいのか困ったことはありませんか?

どんな診察何のために行われるのか知っていれば診察の不安も軽くなりますし、何より自分の症状の説明も的確にできるので、診断がより正確に行えることでしょう。

そこで、医師がどんな診察をしてどんな風に診断をしているのか、詳しくご説明したいと思います。

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まずは問診

初めに行われるのは問診です。医師へ症状について説明します。

聞かれる内容や伝えたい内容は、

  • 過去の病歴
  • いつからどのような症状がみられたか(痛みの種類・強さ・部位)
  • 腹痛は空腹時満腹時、どちらに現れるか(食事が影響しているか)

などです。

お腹が痛いときあれこれと考えるのは大変ですよね。しかし、問診は診察において大切な入口です。

正確に診断してもらい正しい治療を受けるためにも、大事なポイントは漏らさず伝えるよう心がけましょう。

視診

で見て患者の様子腹部の状態を確認します。
体を丸めて痛がっていないか、顔色はどうか、それも診断基準です。

診察室を入った瞬間から視診は始まっているとも言えます。腹部の状態を診る際はベットにあおむけに寝て視診します。

視診で診るところは、

  • 腹部の形状(削げていたり膨張していたりしないか)
  • 腸管の働き貧血・黄疸・手術跡はないか
  • 腹壁静脈に異常はないか(腫れや蛇行)
  • へその形状(膨張していないか)

へそが腫れている場合は腹水がたまっている可能性を、想定することができます。

聴診

聴診器でお腹の音を聞いて動きをみます。腸管内でガス消化物の発する音がありそれを「グル音」といいます。

グル音とは少々おかしな名前ですが、これは危険な腸閉塞肝臓脈異常がないかを確認することができます。

血管性の特有の雑音があり、それがあれば危険性が高まります。

下痢などではグル音が強くなったり弱くなったりと、腹部の働きの状態を診るのに聴診大切です。

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触診

触診とは、医師が直接腹部に触れお腹の中の状態を診る診察です。

グイグイと押して痛いところを特定するので苦手な人も多いのではないでしょうか。しかし、自分では“お腹が痛い”としか思えなかった症状が、医師の手によって“この部分が痛いんだ!”と自覚することもあるでしょう。

特になどの内臓痛痛みの部分あいまいなため自身で食あたりを胃炎と勘違いしてしまうケースも少なくありません。

触診で痛みの場所を特定しなければ適切な処方や治療はできません。触診は腹痛の診察の中でも特に大切で他にも様々な腹部の緊急性の病気発見することができます。

触診で診察できるのは、主に肝臓・胃・十二指腸・胆のう・膵臓・盲腸・S状結腸です。

肝臓助骨の下にあるのでそこへ指先を差し込むようにし息を吸い込んだ状態で触診します。盲腸は腸骨からおへそへ向かった辺りで、押したり離したりすることで虫垂炎(いわゆる盲腸)や腹膜炎がないかを診ます。

S状結腸は便が溜まっていると触れることができます。

大腸がんの多くが直腸とS状結腸の間にできるので慎重に診ていきます。

また温度が低いと感じる部分はうまく働いていないことがわかります。

触診はちょっと辛いですが、緊急性のあるものか、または重篤な病気の可能性はないか、痛みの場所はどこなのか、様々な病気を見分けるのにとても重要な診察なのです

打診

腹部の膨満があるときは、その原因が腹水なのかガスなのかを判断するために打診を行います。

診察台に座り、背中の中央とその両サイドトントンとたたくのがこの打診です。

中央は膵臓、両サイドは腎臓の病気がないかの診察になります。

精密検査

一通りの診察をした結果、医師が必要があると判断された場合に行われる検査があります。

尿検査

尿検査では蛋白・糖・ポルフィリン・潜血を調べます。

尿管結石腎臓の病気がないか診ることができます。

血液検査

白血球の増加を診て症状の強さがわかります。

急性膵炎前立腺がんの発見にも役立ちます。

貧血状態であれば臓器からの出血も疑わなくてはなりません。

糞便検査

から出血している場合、便から確認することができます。

出血の状態でどの臓器から出血しているのかの判断もできます。一般的には出血がみられた場合はさらに詳しく内視鏡で確認することが望ましいでしょう。

他にも細菌虫卵の有無がわかります。

レントゲン

肝臓・胆のう・総胆管・腎臓・腹部大動脈を調べます。

急性胆のう炎・胆石症・急性胃拡張・膀胱筋腫、また女性の場合は卵巣筋腫子宮筋腫などの婦人科疾患も診断することができます。

腹部CT

腹部臓器を詳しく確認できます。

特に膵臓は超音波検査だけでは病気の発見が困難なこともあり、腹部CT血液検査と併用することによって診断の確定をする場合があります。

腎臓の病気も腹部超音波だけでなく尿検査腹部CTと併用することではっきりと診断できます。

腹部レントゲン

炎症異常なガス像を見つけることができます。

腸閉塞などもレントゲンでわかります。

心電図

心筋梗塞予兆である胃痛や腹痛でないかの判断をします。

内視鏡検査

カメラで直接所見をみるものです。

胃内視鏡検査大腸内視鏡検査があり胃と大腸の病気を判断します。

直接見ることでその炎症の状態の確認や病気の確定に非常に有効です。

感染性胃腸炎の検査

ノロウイルスロタウイルスO-157など、急な腹痛嘔吐下痢に襲われる急性の感染性胃腸炎

その突発性と日常生活に支障が出る症状に悩まされたことのある人は多いのではないでしょうか。この場合は原因を特定する検査は行うのでしょうか?

抗原検査キットは存在しますが感染性胃腸炎には特効薬がないことから特別な理由がない限り行わないのが一般的です。

保険も一部にしか認められていません。

腹痛を伴う病気は多く存在する!

腹痛病院診療したときに行われる診察についてご紹介しました。

医師が何をみてどう判断しているのかおわかりいただけたかと思います。よくある症状である腹痛ですが腹痛を伴う病気は大変多く存在します。

“お腹が痛い”だけでは医師でも正確な判断困難です。

自身の症状をよくみて問診に臨むことができれば、より正確に、より早く病気の発見につながることでしょう。

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